西奈良中央病院
内視鏡センター
内視鏡の機器の進歩、医療技術の進歩に伴い、
消化器疾患の診断・治療には内視鏡は必要不可欠なものとなっています。
当院は日本消化器内視鏡学会指導施設であり、経験の積んだスタッフを配置しております。
年間で上部消化管内視鏡を約3,500件、下部消化管内視鏡を約600件、胆道・膵内視鏡検査を約70件施行しております。
診断の質の向上のために、ハイビジョン画像、拡大やNBI（狭帯域光観察）機能の備わった最新の内視鏡を駆使し、
早期癌の発見に努め、当院では胃の早期胃癌に対してESD（内視鏡的粘膜下層剥離術）を行っております。
Feature
内視鏡治療の技術は進んでおり、早期であれば胃癌なども内視鏡で切除できるようになっています。
胃癌は早期の段階では症状がでることはありませんので、症状がなくても検査をする必要があります。上部消化管内視鏡検査（胃カメラ）は、年間約3,500件の検査実績があります。
大腸カメラは粘膜を直接観察できるため、大腸ポリープや炎症性腸疾患、大腸癌を正確に診断する検査です。
最近では、大腸癌の予防と早期発見に、症状が無くても積極的な大腸カメラが推奨されています。なお、日帰り入院もしくはポリープ切除がある場合は1泊入院の必要な検査となります。下部内視鏡検査（大腸カメラ）は、年間約600件の検査実績があります。
近年の内視鏡機器と診断技術の進歩により、消化管の癌は早期発見ができ、さらには内視鏡治療により体表面に傷をつけることなく切除し、根治を目指すことが可能になりました。
当院では、内視鏡的粘膜切除術（EMR）や内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）などの治療を行っています。これらは患者さんの身体への負担が少なく、術後の生活に影響が出にくい特徴があります。
女性の大腸癌検査の受診率が低いこともあり、近年では女性の癌死亡率は1位は大腸と発表されています。女性医師により、女性の方もリラックスして、安心・安全な内視鏡検査を受けていただけます。
Main Examinations and Treatments
人間ドックによる
胃内視鏡検査
大腸内視鏡検査
消化管止血術
胃粘膜下層剥離術
（ESD）
粘膜切開術
胆道系疾患治療
総胆管結石採石術、
胆管ステント留置術、
胆管ドレナージ術
食道静脈瘤結紮術
（EVL）
胃瘻造設術
消化管ステント留置術
食道・胃・十二指腸
大腸悪性狭窄
Result
| 上部消化管内視鏡検査 | 2997件 |
|---|---|
| 胃ESD | 15件 |
| 上部消化管ステント留置術 | 14件 |
| 下部消化管内視鏡検査 | 584件 |
| 大腸ポリペクトミー・EMR | 257件 |
| 下部消化管ステント留置術 | 8件 |
| ERCP（胆管ステント留置・採石術） | 63件 |
| PEG造設術 | 37件 |
Features of the Endoscopic system
視認性に優れた高解像の画像を映し出し画像のノイズを補正する機能により正確な情報が医師に伝わり、ごく微細な粘膜の変化を高画質にて確認することが可能です。
スムーズなフォーカスの切り替えをはじめ、ピント調整などが従来の内視鏡システムより優れており、正確にかつ効率よく発見することが可能になりました。
For Health care workers
地域連携室にて、地域の医療機関の方からの電話予約を受け付けております。
特にERCPやESD、消化ステントを多く取り扱い、得意としています。
胃カメラは土曜日も実施しています。
緊急を要する内視鏡の方は当日でも可能な限り対応します。
受診後１～２週間程度で手術の予約が可能です。
（ご希望に添えない場合もございます）
女性医師による内視鏡検査が可能です。
※スケジュールは、外来担当医表（リンク）よりご確認ください。
※ 各種お問い合わせ、診察予約、検査予約につきましては下記のページよりご連絡をお願いいたします。